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能登鉄道・羽咋−氷見間

まえがき

現在の第三セクター・のと鉄道とは無関係な鉄道会社です。

かつて石川県の北陸鉄道・能登線であった羽咋−三明間を建設した能登鉄道は、これを輪島まで延長するとともに、羽咋−氷見間の建設も企てていま した。

概要

免許取得日 大正15年12月18日
工事施工認可 昭和4年11月19日(羽咋−氷見北口間のみ)
免許失効 昭和10年6月26日
区間(主な経由地) 石川県羽咋市−富山県氷見市
※市町村名は2004年11月のもの
距離 羽咋−氷見北口間:14哩79鎖(14マイル79チェーン:約24km)
氷見北口−氷見間:0哩64鎖(0マイル64チェーン:約1.3km)
規格 動力:蒸気
軌間:三尺六寸(1067mm)

解説

かつて北陸鉄道の能登線として羽咋−三明間を建設した能登鉄道は、これを輪島まで延長するとともに、氷見までの鉄道を計画していました。

1922(大正11)年4月11日、法律第37号で公布された「改正鉄道敷設法」別表の「66.富山県氷見ヨリ石川県羽咋ニ至ル鉄道」で、後に国鉄氷見線延伸として建設されそうになる路線です。
本来は氷見線と一体運営することが適当と思える路線ですので、能登鉄道の思惑としては、とりあえず建設しておいて、あとで国に高値で買収して貰う 意図があったのかもしれません。
羽咋−三明間にしても、鉄道敷設法の予定線の一部でしたから。

大正年間に免許を取得しますが、工事施工認可できたのは羽咋−氷見北口間のみでした。
大正9年に国有化された現・氷見線の氷見駅と氷見北口の間は市街地を通過するため、なかなか工事施工認可申請に至りませんでした。

時は昭和恐慌のまっただ中。
能登鉄道の株主のほとんどは農村地主でしたが、農村部も疲弊し、とても鉄道建設できる余裕はなくなっていました。

再三にわたり工事着手及び竣工期限の延期を申請していますが、昭和10年になってそれも却下されてしまい、免許失効に至りました。

昭和8年8月7日付で、石川県を経由して鉄道省に免許状を返納しました。

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